夢はお金で買えない

彼氏に依存しない。友達に依存しない。先輩に依存しない。後輩に依存しない。親に依存しない。先生に依存しない。ペットに依存しない。とにかく、身近な生きているものに依存してはいけない。自分のためでもあり、相手のためである。

痛い目にあってからようやく気づいた。身近な生きている人に、べったり依存してはだめだと。だから、趣味とか始めてみたけど、スポーツも手芸もそこまで夢中になれなかった。でも、人付き合い以外にすることがあるというのはいいものだね。最近やっとそう思えるようになったよ。やっぱり恋愛が最高だと思ってしまうし恋愛以外のことで恋愛と同じくらいの喜びを得るのは難しい、でも選択肢が増えたような気がする。足場を増やすのは大切だ。

楽しいことはお金で買える(こともある)。アイドルなんかがそう。辛い時期に少し引き上げてくれた、楽しい時期を彩ってくれた。熱狂的なファンではないけど、アイドルの存在はすごいと思う。多分、私はクソみたいな日常を自分の力では変えることができなかったから、アイドルに自己投影していたのね。アイドルに夢を見させてもらっていた。夢をお金で買っていた。

アイドルの結婚についてなんて語るまいと思っても、ジリジリ胸が痛むのは。夢をお金で買えると思っていた。でもアイドルだって人間だ。突然好きな人ができて結婚しちゃうかもしれない。夢はそこで終わる。「勝手に夢を見てたんでしょ」。そうね、勝手だったのかも。アイドルすら、夢でいてくれない。

夢を見ることに酔っていた。現実が怖かった。何か裏切らない、キラキラしたものがあるのだと思っていた。

ならば、せめて、なにが起きても「まあ、そういうこともあるよね」なんて受け流せるような強い人になりたい。夢見ることに絶望してるんじゃなくて、達観した人に。